小学生の子供の家庭学習を習慣化させるには
家で全然勉強しなくって・・・。
塾に通わせる予定は無いので、家で勉強する習慣を身に付けて欲しい。
特に兄弟姉妹がいる場合、全員が塾に通うことを考えたら家計的に無理、となる可能性もあります。
それに小学生の間に家庭学習の習慣を身に付けておかないと、中学生、高校生になってから、家庭学習の習慣を身に付けようと思っても難しい可能性があります。
基本的に勉強が嫌い!な子が多いと思います。(うちの子もそうですが・・・・)
小学生の子供の家庭学習を習慣化させる方法について、考えていきましょう。
Contents
なぜ、勉強が嫌いなの?
そもそも勉強が最初から好きな子だと助かります。
しかし、多くは勉強が好きではない子になっていきます。
小学生になると1年生から宿題が出ますし、「宿題はやらないといけないもの」です。
毎回、楽しくカンタンで分かる宿題ばかりではありません。
やらないとお母さんに怒られるし、だんだん、宿題って面白くないな・・・と子供たちの中で変わっていくのかもしれません。
そしてそのうち、学校の学習が進むにつれて次のような理由が出始め、勉強が嫌いになっていくといえるのではないでしょうか。
勉強がもし嫌いなお子さんの場合、勉強が嫌いな理由を解消していく対策も必要になるかもしれません。
勉強が解らない
小学1年生の学習から、勉強が解らないことが出始める子は多いです。
どうしても、国語が苦手。
算数が苦手。
社会が苦手・・・
その子によって、苦手なところが出てきます。
そこをうまく親がカバーしてあげられると良いのですが、つい忙しくて気付いてあげられなかったり、子供が親に問題の答えが間違っているのを知られたくない、と隠してしまっていることもあります。
親のサポートがまだまだ必要な小学校1年生、2年生の頃にしっかりと苦手な科目、解らない問題をカバーしてあげられないと、苦手なまま3年になってしまいます。
小学校3年生になると、学習は自分でやりましょうといった学習スタイルになってきますから、余計に解らなくなる可能性が高いです。
勉強に集中できない(他にやりたいことがある)
勉強が嫌い、というよりは他にやりたいことがあるので集中できない。
結果として解らない。
だから段々と勉強が嫌いになる、といったケースです。
リビングに勉強机を置いているご家庭も多いと思いますが、机の向きを変えて視界に気が散る物が入らないようにする、毎日「やることをやってから」遊びに行く、テレビを見る、ゲームをするなどのご家庭のルール作りも必要かもしれません。
他人と比較されるから、勉強が嫌いになる
子供が勉強嫌いになる理由の一つとして、他の子と比較されることがあります。
「あの子は出来るけど、自分は出来ない」
という意識(劣等感)を植え付けることにもなってしまいます。
「どうせ自分はできないんだから・・・」
と余計にやる気を失う原因になってしまうかもしれません。
他の子はもちろん、兄弟姉妹とも比較はしない方が良いと言われます。
つい「○○くんは100点だったんだって、なのに・・・」と言いたくなることはあると思いますが、気をつけたいですね。
親に「勉強しなさい!」と言われるから
これって、難しい問題なんですよね。
我が家もそうなのですが、
「勉強しなさい、宿題しなさい!」
と言わないとやらないし、言わないともっとやらないんですよね。
本当にやらないです。
そのまま学校に忘れ物していきますから。教科書の準備もやらない。
だから、言うんです。
というか、言わざるを得ないんです。
でも、子供としては「勉強しなさい!」と言われるから勉強が嫌だ、といった気持ちになるようです。
じゃあどうすれば良いの!と思います。
これを回避するには、やはり家庭で「やることルール」を作るのが良いと思っています。
学校から帰ってきたら、子供たちの目に見えるところに「やることルール」を置きます。
ホワイトボードでも良いでしょうし、紙に大きめに読みやすく書くのでも良いと思います。
これをやらないと、おやつ、遊びに行くなどが出来ないルール作りです。
「勉強しなさい!」
とあまりガミガミ言わずに子供たちが自分から勉強できる仕組み作りを作れると良いですね。
小学生の子供の家庭学習を習慣化させるには
ここからは、小学生の子供の家庭学習を習慣化させるためのコツをみていきたいと思います。
お子さんの性格に合った方法を少しずつ試してみてはいかがでしょうか。
子供の家庭学習を習慣化させるコツ
子供に家庭学習の習慣を身に付けさせるには、低学年からの取り組みがとても大切です。
特に小学校1年生はまだまだ学習する内容も「基礎の基礎」。
だからこそ、学習内容も難しくないため、問題がどうしても解らない・・・と挫折することなく、勉強する習慣を身に付けやすいと言えます。
学校から帰ってきてからの「やることリスト」を作る
幼稚園の生活リズムを引きずってしまうと、勉強する習慣が身に付くのはあまり期待出来ません。
自宅での学習習慣を身に付けるには、学校から家に帰ってきてからの「やることリスト」を作る方法がオススメです。
とにかく子供にも分かりやすく、リストを作ることがポイントです。
- てあらい・うがい
- おたより出す
- あしたのランドセルようい
- しゅくだいやる
- ★おやつ
- あそびに行く
といった具合です。
「習い事がある場合の日用のリスト」もあると良いですね。
ある程度、明日の準備をしないと「おやつ」の時間にならないようにすると、良いと思います。
おやつを食べたいので、ランドセルの片付け、宿題などをやるようになりました。
以前は学校から帰ってきたら、おやつ。
食べるものを食べたら、ランドセルは面倒なのでほったらかし(それも玄関に・・・)といった感じでした。
子供と一緒に「家から帰ったらやることリスト」を作ると良いです。
小学生の勉強はリビングで
小学生の間は、勉強はリビングがオススメです。
親が家事をする近くで勉強するメリットは多いです。
小学校低学年であれば、勉強で解らないことは親に聞いてくることが多いです。
近くにいると、子供も質問しやすいですし親も対応しやすいですね。
分からないことをすぐに解決できる事は、子供の勉強にはとても大切です。
逆に、あまり学習に親が介入しないようにしなければなりません。
褒める!
子供にとって、親から褒められるのはとても嬉しいこと!
学習が終わったら○付けをすると思いますが、間違っていてもグッと飲み込み、合っている問題を褒めてあげます。
解き直しをして、合っていたらもっと褒めてあげます。
「間違っても良い、次にしっかり正解すれば良い」
ということも理解させていくことも大切といえるでしょう。
そのうち学校のミニテストが始まり、100点の時は自分から喜んで見せに来るのに、90点の時や、場合によっては50点の時などは隠すようになります。
それは、やはり間違っている時につい怒ってしまったり、グチグチ言ってしまうからでは・・・と反省したことがあります。
100点じゃないと怒られるから隠す。
間違ったら、分からないことに気づけたチャンス!
一緒に解き直ししよう。
そして合ってたら褒める。
小学校低学年の頃は、まだまだ親でも対応できる問題が多いです。
これが5年生、6年生になると思ったよりも難しい。
すっかり忘れているので、対応しようとするととても時間がかかります。
高学年になると学校の先生に聞くのが正解といえるでしょう。
ヘンに一緒に考えると、間違った考え方を教えてしまう可能性もあります。
正解に導けないことも正直あるでしょう。
それはやってはいけないことではと思います。
小学校低学年の間、家庭での学習習慣を身に付けるためには、褒めることはとても大切だと実感します。
勉強しやすい時間帯を見つける
子供たちが勉強、家庭学習をしやすい時間帯を一緒に見つけてあげることも重要なポイントです。
学校から帰ってきてから勉強する、というお子さんが多いと思います。
宿題を終わらせてから遊びに行く、などですね。
しかし、宿題にプラスして通信教育や塾、習い事(水泳、サッカー、野球、バレエなど)が徐々に増えてくると勉強する時間が足りません。
学年が上がるとクラブなども入ってきますよね。
思い切って早起きして勉強することも必要です。
朝20分、30分勉強しておく。
そうすると、小学5年生、6年生と高学年でも目安の半分くらいの勉強時間を終えることは出来ます。
学校から帰ってきて、すぐに遊びに行きたいお子さんの場合も朝学習することで、早く遊びに行けることから取り組みやすいかもしれません。
子供なりにメリットを感じると、早起きしやすいようです。
子供の家庭学習の方法
家庭学習の方法として、どういった勉強をさせますか?
学校の宿題だけでは足りません。
すぐに終わってしまい、遊んでしまうでしょう。
そこで家庭学習の方法としては次のような方法が考えられます。
市販のドリル、無料の学習をさせる
家庭学習用の教材として、市販のドリルを購入して自宅学習用に利用する方法もあります。
小学校1年生、2年生であれば、学習内容もまだ簡単ですからネット上で問題を探してプリントアウトしてやらせる、といった方法もあります。
しかし、問題点は面白くないドリルだった場合、すぐに飽きてやらなくなること。
無料の問題もネタが尽きることです。
タブレット学習、通信教育を利用する
家庭学習の方法として、タブレット学習や通信教育を利用する方法は月額料金を払えるのであれば、とてもオススメの学習方法です。
さすが、こうしたタブレット学習や通信教育は子供を飽きさせない工夫が随所に盛り込まれており、継続して勉強を続けやすくなっています。
タブレット学習は特にゲーム感覚で出来ますし、動画や音声、自動採点などで親の負担も軽くなります。
⇒ スマイルゼミ
などが小学生の学習では知名度も高く、利用者数も多いところですね。
スマイルゼミはタブレット学習のみ。
ベネッセの進研ゼミは、タブレット学習、紙の通信教育と選ぶことが出来ます。
タブレット学習を選んだ場合でも、確認テストなどは紙に書いて理解度を確かめることが出来ます。
正直、ドリルも試したことがありますが限界があります。
親としても、子供に本当に家庭での学習習慣を身に付けて欲しい、成績アップを目指すのであれば料金は必要ですが、こうしたタブレット学習や通信教育を利用しての学習がオススメです。
小学校低学年から塾はまだ早いかな・・・といったご家庭も多いと思いますので、こうした家庭での学習方法も検討されてみてはと思います。